洗濯機エルボのサイズ測り方|賃貸で失敗しない2か所

洗濯機の排水エルボで、排水口側とホース側の2か所を確認する様子

洗濯機の排水エルボを探していると、「31mm」「36mm」「40mm」など、さまざまな数字が出てきます。

どれか一つの数字が合えば使えるように見えますが、排水エルボは、排水口側と排水ホース側の両方が接続できるかを確認する必要があります。

基本的に見る場所は、次の2か所です。

  • 排水口・排水トラップ側の接続部分
  • 排水ホース先端側の接続部分

ただし、商品によって測る位置や対応条件が異なります。自分で測った数字だけで決めず、既存部品のメーカー名・型番や、商品の対応図も合わせて確認してください。

賃貸でエルボがない、またはサイズが合わない場合は、部屋の備品である可能性もあります。自分で購入する前に、排水口まわりの写真を撮って管理会社や大家さんへ確認すると、買い間違いを防ぎやすくなります。

目次

洗濯機エルボは排水口側とホース側の2か所を確認する

洗濯機エルボのサイズを確認するときは、片側だけを見ないことが大切です。

洗濯機エルボの排水口側とホース側の2か所を示した図解
確認する場所基本的に見る部分注意点
排水口側排水口や排水トラップの接続部分商品によって内径・適合型番など確認方法が異なる
排水ホース側エルボへ差し込むホース先端ジャバラ部分ではなく接続部分を見る
周辺部品バンド、アダプター、Oリングなどエルボ本体だけでは接続できない場合がある
設置場所防水パン・床排水口の形防水パン用と床排水用を混同しない

測る前に、排水口や既存エルボへメーカー名・型番が書かれていないか確認しましょう。

型番が分かれば、実測だけで探すより、メーカーの公式情報から対応部品を確認しやすくなります。

排水口・排水トラップ側を確認する

排水口側では、エルボを差し込む部分の大きさを確認します。

排水口が単純な丸い穴に見えても、実際には次のような違いがあります。

  • 防水パンに付いた排水トラップ
  • 床に直接設けられた排水口
  • アダプターを使って接続するタイプ
  • 特定メーカーの専用部品を使うタイプ

一般的な説明では「排水口側の内径を測る」とされることがあります。実際に、GAONAの洗濯機排水トラップ用エルボの取扱説明書でも、排水口内径31mmと36mmで取り付け方が分けられています。

ただし、すべての排水口が同じ測り方で選べるわけではありません。

排水口側の内側を測ることを基本にしつつ、メーカー名・型番・商品図面も確認すると考えましょう。

GAONA「洗濯機排水トラップ用エルボ 取扱説明書」

排水ホース側は先端の接続部分を見る

排水ホース側では、エルボへ差し込む先端部分を確認します。

見るのは、ホースの途中にあるギザギザした部分ではありません。エルボと接続する、先端の硬い部分やカフス状の部分です。

ホース先端の形は洗濯機や交換ホースによって違う場合があるため、次の情報を残しておくと相談しやすくなります。

  • ホース先端を正面から撮った写真
  • 横から見た形が分かる写真
  • 洗濯機のメーカー名と型番
  • 先端部分を測った数値

先端に別部品が付いている場合は、その部品を含めて測るのか、外した部分を測るのかが商品によって変わります。説明書や商品図面を優先してください。

ジャバラ部分を測らない

排水ホースのジャバラ部分は、曲がったり伸び縮みしたりする部分です。

この部分を測っても、エルボへ実際に差し込む先端の寸法とは一致しないことがあります。

測る場所が分からない場合は、無理に数値を出すより、ホース先端と排水口の写真を撮って、管理会社・設置業者・販売店へ見せる方が確実です。

測る前に既存部品のメーカー名と型番を確認する

排水口や既存エルボにメーカー名・品番が見える場合は、先に記録しておきましょう。

確認したい場所は次のとおりです。

  • エルボ本体
  • 排水口のカバー
  • 防水パンの表面や端
  • 排水トラップのふた
  • 洗濯機の排水ホース
  • 洗濯機本体の型番シール

見た目がほぼ同じエルボでも、対応する排水トラップや付属部品が異なることがあります。

メーカーや型番が分かる場合は、まず純正品または公式に適合が示された部品を探します。

型番が確認できない場合は、排水口側・ホース側・周辺部品を写真に残し、実測値と一緒に相談すると伝わりやすくなります。

40mm表記だけで洗濯機エルボを選ばない

検索や商品売り場で「40mm用」と書かれた部品を見ると、直径が40mmなら使えるように感じます。

しかし、その数字が示している場所は商品によって異なります。

洗濯機エルボの40mm表記がどの接続部分を示すか確認する注意図解
  • 排水管の呼び径
  • 排水口側の対応寸法
  • アダプターを含む接続寸法
  • 商品シリーズ上のサイズ表記

つまり、40mmと書かれていても、排水ホース先端が40mmなら合うという意味とは限りません。

商品ページでは、次の点を確認します。

  • どの部分の寸法を示しているか
  • 対応する排水口や排水トラップ
  • 対応するホース側の条件
  • アダプターの有無
  • ホースバンドなどの付属品
  • 防水パン用か床排水用か

31mm・32mm・36mm・37mmの違い

洗濯機排水用エルボには、複数の径へ対応する商品があります。

たとえば、SANEIの洗濯機排水トラップエルボ PH5543Fは、31・32・37mm兼用タイプとして案内されています。

一方、GAONAの取扱説明書では、排水口内径31mmと36mmに対応し、36mmの場合は付属アダプターを使う取り付け方が示されています。

このように、似た商品でも対応する径や取り付け方は同じではありません。

自分の測定値に近い数字があるだけで決めず、商品の対応範囲と取り付け方法まで確認してください。

メジャーが入りにくいときの確認方法

ワンルームや1Kでは、排水口が洗濯機の奥や真下にあり、メジャーをまっすぐ当てにくいことがあります。

その場合は、一人で洗濯機を無理に動かさないようにします。

スマホで写真を撮る

スマホのライトを点けて、見える範囲を撮影します。

次の写真があると、状況を説明しやすくなります。

  • 洗濯機置き場全体
  • 排水口の位置
  • 排水口を近くから撮ったもの
  • 排水ホース先端
  • 残っている部品
  • メーカー名や文字が見える部分

スマホを排水口へ近づけて撮る場合は、落としたり、手を無理に差し込んだりしないよう注意してください。

既存部品を外せない場合は無理に測らない

排水トラップやエルボが固く、簡単に外せない場合は、無理に取り外さない方が安心です。

賃貸設備を壊したり、接続状態を変えたりする可能性があります。

見える範囲の写真と、分かるメーカー名・型番を管理会社や設置業者へ送り、どこを確認すればよいか聞きましょう。

賃貸ではエルボを買う前に管理会社へ確認する

賃貸でエルボがない、壊れている、サイズが合わない場合は、自分で購入する前に管理会社や大家さんへ確認します。

排水エルボや排水トラップの一部が、部屋の設備や備品として扱われている可能性があるためです。

管理会社へ伝える内容は、次の程度で十分です。

賃貸で洗濯機エルボを購入する前の測定、撮影、管理会社確認の順番
  • 洗濯機を設置しようとしたら、エルボがない、または合わない
  • 排水口側とホース側の写真がある
  • 入居時からその状態だった
  • 自分で購入または交換してよいか
  • 指定の部品や業者があるか

たとえば、次のように連絡できます。

洗濯機を設置しようとしたところ、排水エルボのサイズが合いません。排水口とホース先端の写真を送れます。部屋の備品として対応する部品があるか、自分で購入してよいか確認をお願いします。

管理会社が必ず部品を無償で用意するとは限りません。対応や費用負担は物件ごとに異なるため、確認してから進めましょう。

排水エルボ自体が見当たらない場合の詳しい確認順は、こちらで解説しています。

サイズが合わない主な原因

測った数字に合う商品を選んだつもりでも、取り付けられない場合があります。

主な原因を整理すると、次のようになります。

洗濯機エルボが入らない、ゆるい、固定できない原因を比較した図解
合わない状態考えられる原因確認すること
排水口へ入らない排水口側のサイズ・形状が違う内側の寸法、型番、対応するトラップ
入るがゆるい対応径が違う、アダプター不足対応範囲、付属アダプター
ホースが入らないホース先端側の条件が違うホース先端の形とサイズ
ホースが抜けそうバンド不足、差し込み不足付属バンド、取扱説明書
エルボが収まらない防水パンや排水口の形が違う防水パン用か床排水用か
数字は合うが固定できない専用品が必要メーカー名、型番、適合部品

サイズが合わないときに、無理に押し込んだり、削ったり、テープだけで長期間固定したりするのは避けましょう。

別の商品を買い直す前に、どの接続部分が合っていないのかを確認します。

純正品・マルチタイプ・管理会社への相談を分ける

どの商品を選ぶかは、サイズだけでなく現在分かっている情報によって変わります。

メーカーや型番が分かるなら純正品・対応品を確認する

排水トラップや防水パンのメーカー・型番が分かる場合は、公式に対応が示された部品を先に探します。

純正品であっても、型番違いで使えない可能性があるため、「同じメーカーだから合う」とは判断しないでください。

型番が不明ならマルチタイプも候補になる

複数径へ対応するマルチタイプは、既存部品の型番が分からないときの候補になります。

ただし、マルチタイプならすべての排水口に合うわけではありません。

カクダイの洗濯機排水トラップ用エルボ 437-202や、GAONAの洗濯機排水トラップ用エルボなど、商品ごとに対応寸法や付属品が異なります。

商品ページと取扱説明書を確認し、自宅の排水口条件に当てはまるかを見てください。

特殊な形や水漏れ中なら購入より相談を優先する

次の状態では、自分で商品を選ぶより、管理会社や設置業者へ相談する方が安全です。

  • 排水口が洗濯機の真下にある
  • 排水トラップの形が一般的な丸形と違う
  • 部品が割れている、変形している
  • ホースや排水口から水が漏れている
  • 強い臭いが続いている
  • 洗濯機を一人で動かせない
  • 床や防水パンの加工が必要に見える

水漏れの原因は、エルボのサイズだけとは限りません。原因が分からないまま使い続けないようにしましょう。

100均や似たL字部品で代用しない

100均やホームセンターで、排水エルボに似たL字型の部品を見かけることがあります。

しかし、見た目が似ているだけでは、洗濯機の排水用として使えるとは限りません。

確認が必要なのは、次の条件です。

  • 洗濯機の排水用途に対応しているか
  • 排水口側の寸法が合うか
  • ホース側を固定できるか
  • アダプターやバンドが必要か
  • 水に触れる用途に適した材質か
  • 排水時に外れない構造か

安さよりも、用途と適合を優先してください。

100均にあるかどうかは店舗や時期によって変わりますが、洗濯機排水用と確認できない部品を代用品として長く使うのは避けた方が安心です。

購入前の最終チェックリスト

商品を注文する前に、次を確認します。

  • 排水口側とホース側の両方を確認した
  • ホースのジャバラではなく先端を見た
  • 40mmなどの表記が何を示すか確認した
  • 防水パン用か床排水用か確認した
  • メーカー名や型番を調べた
  • アダプターやホースバンドの有無を見た
  • 商品の取扱説明書を確認した
  • 賃貸では管理会社へ確認した
  • サイズが曖昧なまま注文していない
  • 無理な加工や押し込みをしない

一つでも判断できない項目がある場合は、写真と分かる数値をそろえて相談してから購入しましょう。

よくある質問

洗濯機エルボは40mmを選べば合いますか?

40mm表記だけでは判断できません。排水管の呼び径や排水口側の寸法を示している場合があり、排水ホース側のサイズとは限らないためです。商品ページで、40mmがどの部分を示すのか、対応する排水口・排水トラップ・ホース側の条件を確認してください。

測ったサイズが商品表記と少し違う場合はどうしますか?

無理に近いサイズを押し込まず、商品の対応範囲とアダプターの有無を確認します。測り方による誤差の可能性もあるため、排水口とホース先端を撮影し、メーカーや販売店へ確認すると安心です。マルチタイプでも、特殊な排水口には合わない場合があります。

賃貸で排水口を測れない場合はどうしますか?

一人で洗濯機を動かさず、見える範囲をスマホで撮影してください。排水口、防水パン、ホース先端、メーカー名や型番が分かる写真を管理会社や設置業者へ送り、自分で部品を購入してよいか確認します。

まとめ

洗濯機エルボのサイズを確認するときは、排水口・排水トラップ側と、排水ホース先端側の2か所を見ます。

ただし、自分で測った数字だけで商品を決めるのではなく、既存部品のメーカー名・型番、商品ページの対応径、付属品も確認しましょう。

  • 排水口側とホース側の両方を確認する
  • ジャバラ部分ではなくホース先端を見る
  • 40mm表記だけで選ばない
  • 防水パン用と床排水用を混同しない
  • 純正品や対応品があるか確認する
  • マルチタイプでも必ず合うとは考えない
  • 賃貸では購入前に管理会社へ確認する
  • サイズが合わないものを無理に差し込まない

「数字が近い商品を買う」のではなく、「自宅の接続条件に対応している商品を確認する」ことが、買い直しや接続トラブルを避けるポイントです。

参考文献・出典

※商品仕様、対応径、付属品などは変更される場合があります。購入前に各メーカーの最新情報をご確認ください。

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