コインランドリー乾燥機でダメなものは?マーク・温度・店内表示で見分ける

コインランドリー乾燥機に入れてよいかを洗濯表示・温度・店内表示で確認するイメージ

コインランドリーの乾燥機へ入れてよいか迷ったときは、服や寝具の名前だけで決めず、洗濯表示と、使う乾燥機・店内の表示を両方確認してください。

四角の中に丸があるタンブル乾燥表示が×なら、短時間や1回だけでもタンブル乾燥はしません。点が1つなら排気温度の上限60℃、2つなら80℃までのタンブル乾燥ができる表示ですが、実際に使う機械がその条件に合うかは別に確認が必要です。

さらに、洗濯表示では乾燥できそうでも、油分が付いた布類や、店・機械側で禁止されているものは入れられません。特に油分は衣類が縮むかどうかとは別の安全上の問題なので、先に除外します。

毛布、ダウン、下着なども、名前だけで「全部OK」「全部ダメ」と決めるのではなく、まず手元のタグを見ます。表示が古い、読めない、なくなっている場合は、メーカーの取扱情報まで確認し、乾燥できると確認できないものは無理に投入しないようにします。

目次

コインランドリー乾燥機に入れてよいかは、洗濯表示と乾燥機・店内表示の両方で決める

最初に見るのは「何の服か」ではなく、安全上の禁止、タンブル乾燥表示、使う機械の条件です。 衣類側で乾燥可能でも、利用する機械や店舗で禁止されていれば、その乾燥機には入れません。

手元のタグと店・機械の表示を見比べるときは、次の5つの状態から近いものを探してください。

今の状態現時点の判断次に確認すること
油分付着など安全上・機械上の禁止に当たる入れない店内掲示・機械の禁止表示、安全上の注意
タンブル乾燥が×入れない自然乾燥表示やメーカー指定
タンブル乾燥が1点条件付き衣類側の60℃上限に利用機器が対応するか
タンブル乾燥が2点条件内なら候補衣類側の80℃上限と、店・機械の別の禁止事項
タグが古い・ない・読めないその場で可と決めない注意書き、商品情報、メーカーの取扱案内

1点・2点は「コインランドリーなら自動的に使える」という意味ではありません。反対に、1点だからコインランドリーでは使えないと決まるわけでもありません。

TOSEIのコイン式ガス乾燥機CT-405Gのように、高温・中温・低温の3段階切替を備える業務用機もあります。TOSEI「コイン式超大型ガス乾燥機 CT-405G」で温度切替の一例を確認できますが、この機能をすべての店舗・機種へ当てはめることはできません。

タンブル乾燥マークの×・1点・2点で使える条件が変わる

タンブル乾燥表示は、四角の中に丸があるマークです。消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」では、丸の中の点が2つなら排気温度上限80℃、1つなら60℃でタンブル乾燥ができ、×が付いた表示はタンブル乾燥不可と定められています。

洗濯表示に×がいくつもあり、乾燥以外のマークとの違いも確認したい場合は、こちらでマークごとの意味を確認できます。

×は短時間でもタンブル乾燥しない

四角の中の丸に×が付いている場合は、タンブル乾燥を使いません。 公式表示上、「1回だけ」「短時間だけ」なら使用できるという例外はありません。

ただし、「×の服を乾燥機へ入れたら必ず1回で縮む」という意味でもありません。実際の変化を予測して例外扱いするのではなく、タンブル乾燥不可という製品側の取扱条件に従い、自然乾燥など指定された方法へ切り替えます。

1点は60℃以下の条件に合う乾燥機か確認する

丸の中に点が1つある表示は、排気温度の上限60℃でタンブル乾燥できることを示します。「コインランドリーだから使えない」のではなく、衣類側の60℃という条件に利用する乾燥機が合うかを確認します。

操作パネルに「低温」と書かれているだけで、60℃の条件を満たすと決めないでください。メーカーや機種によって温度設定や表記は異なります。店内掲示や機器の説明で条件を確認できない場合は、1点表示の衣類を使用可能と決めず、別の乾燥方法へ切り替えます。

2点は80℃以下でも店や機械の禁止表示を確認する

丸の中に点が2つある場合は、排気温度の上限80℃でタンブル乾燥できる表示です。1点より許容される温度は高くなりますが、「何を入れてもよい」という意味ではありません。

衣類側がタンブル乾燥可能でも、油分など安全上の禁止に当たる場合や、利用する機械で投入が禁止されている場合は入れません。製品側の取扱条件と、利用する機械・店舗側の条件の両方を満たすか確認してください。

洗濯表示がOKでも、油分付着や店・機械の禁止に当たれば入れない

洗濯表示だけを見て投入すると見落としやすいのが、安全上の禁止と機械ごとの禁止事項です。衣類を傷めないための取扱条件と、火災や機械トラブルを避けるための条件は分けて考えます。

安全に関わる禁止に該当した時点で、その乾燥機への投入を止めてください。

油分が付いた布類は洗濯後でも乾燥機で加熱しない

アロマオイル、マッサージオイル、床用ワックス、塗料などの油分が付いた布類は、洗濯した後でも乾燥機で加熱しません。

製品評価技術基盤機構(NITE)「真夏の“油”断が火を招く!」では、油分が付着した布類を洗濯後でも乾燥機で加熱しないよう注意喚起しています。残った油が酸化して発熱し、発火事故につながるおそれがあるためです。

「一度洗ったから油は落ちたはず」と判断して乾燥機へ移すのは避けてください。

店内や機械で禁止されているものは、その乾燥機を使わない

店内掲示や機械本体の注意書きに禁止対象として書かれているものは、洗濯表示でタンブル乾燥可能でも、その機械には入れません。

業務用機器の取扱説明書には、衣類の洗濯表示とは別の禁止事項が設けられている場合があります。たとえばTOSEIのST-155Wでは、油類や引火性物質が付着したもの、ゴム製品などについて機器固有の禁止・注意事項があります。TOSEI「2段式ガス洗濯乾燥機 ST-155W 取扱説明書」で当該機種の条件を確認できます。

これはST-155Wの例であり、全コインランドリー共通の禁止品一覧ではありません。その場では衣類タグだけで判断を終わらせず、乾燥機本体と店内掲示も確認してください。

毛布・ダウン・下着は名前だけで決めず、製品ごとの表示を見る

毛布、ダウン、下着などは、「この種類だから全部ダメ」と品目名だけで決めず、手元の製品に付いたタンブル乾燥表示とメーカーの取扱案内を優先します。

同じ大きな品目名でも、個別製品の仕様は異なります。たとえば西川「羽毛ふとんについてのよくあるご質問」では一般的な羽毛布団についてコインランドリーでの洗濯やタンブル乾燥を控える案内があります。一方、西川の「ベビーホーム 羽毛掛けふとん」のように、個別商品としてタンブル乾燥対応と明記されている製品もあります。

「羽毛布団」「ダウン」といった名前だけではなく、自分が持っている製品の表示を確認することが必要です。

下着も「下着なら全部NG」と先に決めるのではなく、タグを見ます。特にブラジャーの乾燥可否や、乾燥機を使えない場合の乾かし方を確認したい場合はこちらへ進めます。

毛布など大きな物では、衣類側の表示だけでなく、乾燥機の容量や店内の利用案内も確認してください。タンブル乾燥できる表示があっても、使用する設備側に別の制限があれば、その設備では乾燥させません。

タグがない・古い・読めないときは、メーカー情報まで確認する

古い服に現在のタンブル乾燥マークが見当たらなくても、「マークがないから乾燥機OK」とは判断できません。

平成28年11月30日までの旧洗濯表示には、現在使われている専用のタンブル乾燥記号そのものがありませんでした。旧記号を確認したい場合は、消費者庁「洗濯表示(平成28年11月30日まで)」で確認できます。

タグが読めない、切り取られている、古い商品で説明が分からない場合は、商品名や型番が分かればメーカーの商品ページや取扱案内を探します。それでも乾燥条件を確認できなければ、使用可能と決めつけず、別の乾燥方法へ切り替えてください。

タンブル乾燥できない衣類は自然乾燥へ、靴などは対応設備を確認する

タンブル乾燥が×だったり、利用する乾燥機が衣類側の温度条件を満たさなかったりした場合は、その衣類に示された自然乾燥方法へ切り替えます。

現行の洗濯表示には、つり干し、ぬれつり干し、平干し、ぬれ平干し、日陰干しなどの自然乾燥方法もあります。タンブル乾燥ができないことと、乾かす方法がないことは同じではありません。

一方、靴のように衣類用乾燥機とは別の設備を使う物は、手元の製品の取扱方法を確認したうえで、店舗に対応設備があるか確認します。タンブル乾燥禁止の衣類を、別の乾燥機へ入れ替えるだけで解決するわけではありません。

濡れたスニーカーを持ち帰る場合の乾かし方や、温風を使う際の注意点はこちらで確認できます。

自宅で干す場所が少ない場合でも、「今日中に乾かしたい」という事情だけで製品側の禁止条件は変わりません。つり干し・平干しなど、手元の製品に示された方法へ切り替えてください。

ダメなものを回し始めたら、扉を無理に開けず停止方法を確認する

乾燥禁止のものを入れたことに運転開始後に気づいても、回転中の扉を力任せに開けたり、機械ごとの手順を確認せず操作したりしないでください。 停止やドアロック解除の仕組みは機種によって異なります。

コインランドリー乾燥機で誤投入に気づいたとき、扉を無理に開けず操作パネルや店内案内を確認する流れ

TOSEIのST-155Wでは、緊急停止の操作方法が個別に定められ、ドラムが完全に止まるまでドアを開けないよう注意されています。これはST-155Wの手順であり、別機種の操作方法としてそのまま使うことはできません。

誤投入に気づいたら、操作パネル、機械に貼られた停止方法、店内案内を確認します。操作方法が分からなければ店舗の連絡先へ確認してください。焦げたようなにおい、煙、異音などの異常がある場合は、通常の衣類ダメージの確認より機器の安全案内と店舗への連絡を優先します。

途中で止めたい場合の確認順や、乾燥機・洗濯機・洗濯乾燥機の違いはこちらで確認できます。

まとめ

コインランドリー乾燥機でダメなものを見分けるときは、素材や品目の一覧を覚えるより、安全上・機器上の禁止→タンブル乾燥表示→温度条件→店内・機械表示→必要ならメーカー情報の順で確認すると迷いにくくなります。

タンブル乾燥が×なら使いません。1点なら排気温度上限60℃、2点なら80℃という製品側の条件がありますが、実際に使う機械がその条件に対応するか、別の禁止事項がないかも確認してください。

油分が付いた布類は、洗濯後でも乾燥機で加熱しません。毛布やダウン、下着は名前だけで決めず、手元の製品表示を優先します。タグや機械の条件を確認できないときは、「たぶん大丈夫」で投入せず、表示に合う乾燥方法やメーカー・店舗への確認へ切り替えてください。

すでに運転を始めている場合も、扉を無理に開けず、その機械に表示された停止方法を確認します。「そのまま使う」「条件が合う機械を選ぶ」「自然乾燥などへ切り替える」「メーカー・店舗へ確認する」のどこへ進むかを、手元の表示と実際の機械から決めてください。

参考文献・出典

※タンブル乾燥の1点・2点は衣類側の排気温度上限を示します。コインランドリーの操作パネルにある「高温・中温・低温」などの名称だけで適合を決めず、手元の製品表示と実際に使う機械の案内を照合してください。

※投入禁止物、温度設定、停止方法、ドアロックの動作は店舗や機種によって異なります。特定メーカー・機種の仕様や操作手順を、別のコインランドリー乾燥機へそのまま当てはめないでください。

※毛布、羽毛製品、下着などの取扱方法は、同じ品目名でも個別製品の表示やメーカー指定によって異なります。タグがない・読めないなど使用条件を確認できない場合は、乾燥可能と決めつけず、メーカーや利用店舗で確認してください。

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