洗濯機の蛇口はどっちで閉まる?右回し・左回しと開閉の見分け方

洗濯機の蛇口を正面から見て、右回しで閉め、左回しで開けることを示した図解

洗濯機の蛇口を閉めようとして、「右と左のどちらへ回すのか」「今は開いているのか」と迷うことがあります。

一般的な丸ハンドル式の蛇口は、ハンドルを正面から見て右回し・時計回りで閉まり、左回し・反時計回りで開きます。「右で閉める、左で開ける」と覚えると分かりやすいでしょう。

ただし、レバー式や洗濯機専用水栓は、製品によって操作方向や表示が異なります。「縦なら開いている」「横なら閉まっている」と見た目だけで判断せず、水栓本体の開閉表示や取扱説明書を確認してください。

また、蛇口が固いときに、工具や強い力で無理に回すのは避けましょう。賃貸で蛇口が動かない、水が止まらない、水がにじむ場合は、自分で分解せず管理会社へ連絡してください。

目次

洗濯機の蛇口は、基本的に右回し・時計回りで閉まる

一般的な丸ハンドル式の洗濯機用蛇口は、正面から見て次の方向へ回します。

洗濯機の丸ハンドル式蛇口を右回しで閉め、左回しで開ける図解

次の表は、一般的な丸ハンドル式の蛇口を正面から見たときの、開ける方向と閉める方向を整理したものです。

操作回す方向覚え方
閉める右回し・時計回り右で閉める
開ける左回し・反時計回り左で開ける

閉めるときは、ハンドルが止まるところまでゆっくり回します。

水を止めたいからといって、止まった後も強く締め続ける必要はありません。強く締めすぎると、ハンドルや内部部品へ負担がかかる可能性があります。

「右・左」はハンドルを正面から見て判断する

右回し・左回しは、蛇口のハンドルを正面から見た方向で考えます。

時計の針と同じ向きに回すのが時計回りです。右側へ回す動きになるため、「右回し」とも呼ばれます。

反対に、時計の針と逆方向へ回すのが反時計回りです。左へ回す動きになるため、「左回し」と覚えられます。

洗濯機の奥に蛇口があり、正面から見にくい場合は、無理な姿勢で力を入れないようにしてください。スマートフォンのライトなどで位置を確認してから、ゆっくり操作します。

左回し・反時計回りで開く

洗濯機を使う前は、丸ハンドル式の蛇口を左回し・反時計回りに回して開けます。

水栓が閉まったままだと、洗濯機が給水できず、給水エラーになる場合があります。

ただし、どの程度開けるかは、水栓や洗濯機の説明書に案内がある場合はその内容を優先してください。途中までしか開けていないと給水に時間がかかることもあるため、普段の使い方は使用機種の取扱説明書で確認しましょう。

レバー式は本体表示と取扱説明書を確認する

レバー式の洗濯機用水栓は、丸ハンドル式のように何回も回して開閉するとは限りません。

レバーを一定の方向へ倒したり、90度程度動かしたりして操作する製品もあります。

ただし、レバーが縦なら必ず開、横なら必ず閉とは断定できません。

製品によって、レバーの動く方向、開閉できる角度、水栓の設置方向、開・閉の表示位置が異なるためです。

  • レバーの動く方向
  • 開閉できる角度
  • 水栓の設置方向
  • 開・閉の表示位置

最初に確認する場所

レバー式の洗濯機用水栓は見た目だけで判断せず、開閉表示、矢印、型番、説明書、給水状態の順で確認する図解

レバー式で開閉状態が分からないときは、次の順番で確認します。

  1. 水栓本体に「開」「閉」の文字がないか見る
  2. 矢印や色分けがないか見る
  3. メーカー名や型番を確認する
  4. 取扱説明書やメーカー公式情報を確認する
  5. 洗濯機の給水状態を確認する

本体表示がない場合でも、いきなり何度もレバーを動かすのは避けましょう。古い水栓や固くなったレバーは、無理に操作すると水漏れや破損につながる可能性があります。

給水できるかだけでなく水漏れも見る

レバーを動かした後は、洗濯機を給水動作させます。

水が入る音がして、洗濯槽へ正常に給水されれば、水栓が開いていると判断できる場合があります。

ただし、給水エラーの原因は蛇口だけとは限りません。給水ホースの折れ、ホースの接続不良、給水口フィルターの詰まり、洗濯機側の不具合なども考えられます。

  • 給水ホースが折れている
  • ホースが正しく接続されていない
  • 給水口のフィルターが詰まっている
  • 洗濯機側に問題がある

蛇口を何度も強く動かすのではなく、ホースや洗濯機の表示も合わせて確認してください。

蛇口が開いているか分からないときの確認方法

現在の蛇口が開いているか閉まっているか分からない場合は、次の順番で見ます。

洗濯機の蛇口が開いているか分からないときに、表示、水漏れ、給水、エラーを順番に確認する図解

1.水栓の種類と表示を見る

丸ハンドル式なら、右回しで閉まり、左回しで開くのが一般的です。

レバー式なら、開閉表示や矢印を確認します。縦・横の見た目だけでは決めないようにしましょう。

2.蛇口とホース接続部に水漏れがないか見る

操作する前に、次の場所を確認します。

  • 蛇口の根元
  • 給水ホースとの接続部
  • ホース表面
  • 床や防水パン

水滴や水にじみがある場合は、洗濯機を使い続けず、可能な範囲で水栓を閉めます。

蛇口が動かない、水が止まらない、漏れが続く場合は、自分で分解しないでください。

3.洗濯機を給水動作させる

水漏れがないことを確認したら、洗濯機をスタートさせて給水状態を見ます。

水栓が開いていれば、水の流れる音がしたり、洗濯槽へ水が入ったりします。

水が入らず給水エラーが出た場合は、水栓が閉まっている可能性があります。ただし、給水ホースの折れや洗濯機側の問題も考えられるため、取扱説明書にある確認項目を見てください。

4.無理に洗濯機を動かさない

ワンルームや1Kでは、蛇口が洗濯機の奥にあり、見えにくいことがあります。

蛇口を見るために一人で洗濯機を大きく動かすと、給水ホースや排水ホース、電源コードを引っ張る可能性があります。

手が届かない場合は、設置業者や管理会社へ相談しましょう。

洗濯後は水栓を閉める

洗濯機の運転が終わり、洗濯物を取り出したら、水栓を閉めるのが基本です。

パナソニックの洗濯機・洗濯乾燥機の正しい使い方では、洗濯後の手順として水栓を閉じることが案内されています。給水栓継手のねじが緩んだ場合や、水圧が変化した場合に水漏れのおそれがあるためです。

日立の公式FAQでも、洗濯後は水栓を閉めるよう案内されています。

洗濯後に洗濯物を出し、電源を確認し、蛇口を閉め、ホースを見る4ステップ

洗濯後の流れを固定すると忘れにくい

閉め忘れやすい場合は、次の順番を毎回同じにします。

  1. 洗濯物を取り出す
  2. 洗濯機の電源を確認する
  3. 蛇口を右回しで閉める
  4. ホース接続部に水がにじんでいないか見る

この4つを一つの洗濯ルーティンにすると、蛇口だけを思い出そうとするより続けやすくなります。

長期不在前は必ず確認する

旅行や帰省などで部屋を長く空ける前は、洗濯機の水栓が閉まっているか確認します。

合わせて、蛇口や給水ホースの接続部に水滴がないかも見ておきましょう。

長期間使わないからといって、給水ホースや水栓を自分で外す必要はありません。通常の開閉操作だけにとどめ、異常があれば管理会社へ相談してください。

乾燥だけ使う場合は説明書を確認する

洗濯乾燥機の乾燥運転では、機種や乾燥方式、選ぶコースによって水を使用する場合があります。

「乾燥だけだから水栓を閉めてよい」と一律には判断せず、使用している洗濯機の取扱説明書やメーカーFAQを確認してください。

閉め忘れを防ぐ簡単な方法

普通に蛇口を開け閉めでき、水漏れもない場合は、専用商品を買わなくても対策できます。

洗濯機の近くに短いメモを置く

「洗濯物・電源・蛇口」と短く書いた付箋やマグネットメモを、洗濯機の近くへ置きます。

文章を長くするより、確認するものを3つ程度に絞った方が見返しやすくなります。

洗濯終了時刻にスマホ通知を入れる

洗濯中に別の部屋へ移動する人は、終了時刻に合わせてスマホのタイマーを設定する方法もあります。

通知名を「洗濯物と蛇口」にしておけば、洗濯物を取り出すタイミングで水栓も確認できます。

商品は必要な人だけ検討する

水漏れセンサーや止水機能のある部品もありますが、すべての人に必要なわけではありません。

次に当てはまる場合は、追加対策を調べる余地があります。

  • 蛇口の閉め忘れが何度もある
  • 長期不在が多い
  • 蛇口が見えにくい場所にある
  • 水漏れを早く知りたい
  • 給水ホースが外れることに不安がある

商品を選ぶ場合は、蛇口の形状や対応条件を確認してください。賃貸で水栓の交換や分解が必要になる商品は、購入前に管理会社へ相談しましょう。

蛇口が固い・水が止まらない場合

閉める方向が分かっていても、蛇口が固くて動かないことがあります。

その場合は、力任せに回さないでください。

固い洗濯機用蛇口を工具で無理に回さず、賃貸では管理会社へ相談する図解

工具を使って無理に回さない

古い蛇口では、内部部品の劣化や固着が起きている場合があります。

工具で強く回すと、ハンドルが割れる、蛇口本体がぐらつく、接続部分から水が漏れる、壁側の配管へ負担がかかるなどの可能性があります。

  • ハンドルが割れる
  • 蛇口本体がぐらつく
  • 接続部分から水が漏れる
  • 壁側の配管へ負担がかかる

少し力を入れても動かない場合は、そこで操作をやめます。

賃貸では管理会社へ連絡する

次の状態では、自分で分解や交換をせず、管理会社や大家さんへ連絡しましょう。

  • 蛇口がまったく動かない
  • 閉めても水が止まらない
  • 蛇口の根元から水がにじむ
  • 水栓本体がぐらつく
  • ハンドルが空回りする
  • 給水ホースとの接続部から漏れている

状況を伝えるときは、蛇口全体と水漏れ部分の写真があると説明しやすくなります。

水が大量に出続けているなど緊急性がある場合は、管理会社の緊急連絡先や物件で案内されている連絡先を確認してください。

水栓本体の向きとは別の話

「右回し・左回し」は、水を出したり止めたりするための開閉操作です。

一方、次のような悩みは、水栓本体や接続口の物理的な向きに関するものです。

  • 接続口が横向きでもよいか
  • 水栓が上を向いている
  • 給水ホースが強く曲がる
  • 水栓が洗濯機本体に当たる
  • 水栓本体を回して向きを変えてよいか

これらは蛇口の開閉方向とは確認方法が異なります。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

まとめ

一般的な丸ハンドル式の洗濯機用蛇口は、正面から見て右回し・時計回りで閉まり、左回し・反時計回りで開きます。

  • 右回し・時計回りで閉める
  • 左回し・反時計回りで開ける
  • 止まった後に強く締め込まない
  • レバー式は本体表示や説明書を確認する
  • 開閉状態が分からなければ給水状態も見る
  • 洗濯終了後は水栓を閉める
  • 長期不在前も閉まっているか確認する
  • 固い蛇口を工具で無理に回さない
  • 賃貸で水漏れや固着があれば管理会社へ相談する

まずは「右で閉める、左で開ける」と覚え、洗濯物を取り出す流れで蛇口を閉める習慣を作りましょう。

参考文献・出典

※水栓の操作方法、乾燥運転中の扱い、給水ホースや接続部の確認方法は、洗濯機・水栓の製品によって異なります。使用している洗濯機と水栓の取扱説明書、メーカー公式情報を確認してください。

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